すっかりご無沙汰してしまいました!
いつまたブログを始めるのかと、お叱りとお問い合わせを頂いておりまして、本当に申し訳ございませんでした。
今後は定期的にブログを更新できればと思っておりますので、改めまして、どうぞ宜しくお願い致します。

さて、2016年最初のブログはやはり「オン」と「オフ」のバランスについてお話ししたいと思います。
昨年、実に様々な方から、この「オン」と「オフ」について質問を頂きました。

「なんとなく意味は分かるけど、実際何をどうしたら良いのか分からない…」

働き始めた若い方から、上にたって部下を指導されている方々まで、皆さんそう思われるようです。

一言で言うと、「オン」は仕事、「オフ」は私生活と思って頂ければ分かりやすいと思います。そしてこの一見あまり関係がなさそうなこの二つが、どういうバランスで存在しているかによって、皆さんの毎日に大きく影響を与えているのですね。

例えば仕事があまりに忙しくて、毎日「仕事以外」が無い生活をしていると… つい自分に余裕が無くなって、小さなことでもイライラしたり、気落ちしたり、虚しくなったりしませんか?
これが「オン」にバランスが偏ってしまっている証拠です。

どこかで自分をリラックスさせてあげたり、自分が幸せだなと思える時間がないと、私たちはだんだん擦り切れてきてしまうからなのです。自転車にオイルをささないと、いつしかキーキー軋んできますね?それと同じ。
「オン」だけだと、皆さんの毎日が、キーキー音を立てて文句を言ってくるわけです。

それだけではありません。
同じエネルギーを使っても、「オフ」が充実している人に比べて、10あるうちの7か8までしか達成できなくなったりします。

つまり、皆さんが仕事に全力投球したかったら、意識して「オフ」を充実することが必要になってくるのです。

「最近仕事ばかりで、自分のための時間がないな・・」
と思ったら、自分がくつろげる、幸せと思う時間を、ほんのちょっとでも良いのでプレゼントしてあげてみて下さい。
自分が好きなことだったら何でも構いません。何でもです!

そして会社からもらっている休暇は、できるだけとりましょう。
とりにくい環境にあっても、根気強くあの手この手でアイディアを繰り出して上司と交渉してみて下さい。
決して「不可能」はありません。可能を不可能にするのも、皆さん次第です。
「休暇」に罪悪感は一切必要ありません。そこでたまったエネルギーを、仕事で思い切り使って会社に貢献することになるからです。
もし、同僚が休暇を取りたいと言ったらお互い様。率先立ってカバーしてあげて下さいね。きっとその人が次回皆さんを助けてくれます。

「オフ」なしの「オン」は絶対にあり得ません。
どうかこのことを覚えていて下さい。
そして毎日10分でも30分でも。自分の「嬉しい」ことを自分にプレゼントしてあげる時間を作って下さい。

最後に、部下を持つ皆さんへ。
ご自分のケアを十分にされたら、どうか忘れずに、部下の皆さんにも同じように指導してあげて下さいね。

きちんと「オフ」の大切さを説明して、「君たちは必要な人材だから、十分にオフの時間でエネルギーを貯めるように」と勧めてあげて欲しいのです。
「働け!働け!」と頭ごなしに働かせるマネージャーと、「オフ」を推奨してそのあと「オン」でしっかり働くように言うマネージャー、どちらが成績をあげると思いますか?

理想論ではありません、「できる」ボスたちは皆これで成功しています。
疲れを抱えていやいや働く部下、リフレッシュして心機一転頑張るぞ!と働く部下。
皆さんとチームの業績をあげたいのなら、見逃されがちなこんなところから始めると、思わぬ成果が出てきます。

日本の会社では、まだまだ「オフ」が「オン」にどれほどの影響を及ぼすかへの認識が浸透していないようです。
これを読んで下さっている方が、同僚や下の方たち、そして上司の方にでもこの考えを広めて頂ければ、誰にとってもプラスになること間違いなし。「気づいた者勝ち!」の今日からできる習慣です。

心をこめて、皆さんにエールを送ります!