前回に引き続き、今回も「コピー」のお話です。
ですが、今回は「コピー」いう名前の仕事術についてお話させて頂ければと思います。

英語で他人の真似をする人を「コピーキャット」と言いますが、どちらかというとあまりポジティブな表現ではありません。ですが私は、仕事においての「コピーキャット」はいつでも大歓迎!だと思うのです。

仕事が出来る人のやり方を真似る、やり方を見て覚える、それを自分流にどう生かせるか試行錯誤して、「取り込んで」みる。そして最後には自分のものにしてしまう・・・
それを行動にうつせる人は、待っていて教えてもらう人よりも断然仕事が出来るようになります。
「また私の真似をして」
そんなことを言う人がいても全然問題はありません。一言、
「XXさんの仕事ぶりがあまりにもすごいので、自分も是非見習いたいと思いました。ありがとうございます」
と伝えて下さい。事実なのですから。その相手は、あなたが、その仕事ぶりを学びたいと思った尊敬すべきメンターなのですから。

社内だけではなく、社外、お客様、全く知らない人たち・・あなたの周り全ての人たちがメンターです。
どんな場面においても、積極的に「真似る」「覚える」がキーポイント。
仕事ぶりだけでなく、その人の対人術、マネージメント、トラブルの対処法・・・「コピーキャット」するところは実にたくさんあります。自分と同じ仕事をしている、他の地域や国々の人のことを知るのもまた一つ、とても勉強になります。今の私達は本当に恵まれていて、その気になればインターネットでいくらでも情報が手に入るのです。
そうやって意識して自分の視野を広げていけば、つい毎日同じような内容になりがちな仕事場も、知らないうちにやりがいがある場所に変わったりするかもしれません。

どんな人からでも、習えるものは習う。「コピー」して、自分流にアレンジする。
フレッシュマンからベテランまで、全ての「仕事人」に通じる仕事術です。