こんにちは、お元気ですか?
今日はご相談頂いたことがそのままブログの内容になりますので、ご相談コーナーは割愛させて頂きますね。
さて、そのご相談ですが。
「適齢期を過ぎてしまい、毎日焦りだけが山積みに。両親からは矢のような最速、会社では完璧に『行き遅れ』のレッテルを貼られて辛いです」
という内容でした。
私はいつも思うのですが、一体全体「誰が」適齢期だの、婚期だのを決めたのでしょう?何か文章になっている決まりでもあればまだ納得もいきますが、もちろんそんなものはありません。「何となく時代の流れで」というところがせいぜいなのではないでしょうか。
私が社会人になったばかりの遥か遠い昔においても、すでにこの「適齢期」という呪縛はありました。
30歳になったお祝いで友人達と騒いでいる間に、母は家で涙をためていたと思います。自分は親不孝だなあと思うこともありましたが、でも、親は子供が幸せであれば幸福を感じてくれる存在です、結果的にどんな形でも幸せになれば、それが一番の親孝行なのです。そんな時には、ちゃんとそれを説明してあげて下さい。
「お母さん、お父さん、私結婚してはいないかもしれないけど、毎日幸せに生きているから。心配かもしれないけれど、見守っていてくれたらそれが一番のプレゼントだから」
説明しないで、無視を決め込むから、さらに猛攻撃が始まるのです。
私はこの歳まで、「年齢が気になって結婚」する人をたくさん見てきましたが、彼ら全てが今も幸せかというと・・・
実は興味深いことに、想像を超える数の不幸な既婚カップルがいるのですね。
理由はさまざまです。夫が思った通りに出世していない、夫に女性の影がある、もっと都心に住みたい、子育てとママ友とのストレスでボロボロ・・・という女性達。
一方男性達も、家での存在場所・意義がない、自分がお金を運ぶだけのATMのような気がする、こんなはずじゃなかった、昔はあんなに話すことがあったのに、今では妻と会話もない・・・と驚くほど色々な問題を抱えています。
もちろん結婚はどんなに幸せなカップルにとっても、確実に「学び」の場です。バックグラウンドも育った環境も全く違う、時には国すらも違う二人が一緒に生活を始めるのですから、小さな山あり谷ありなんて全然普通のこと。
その過程を通して、お互いが成長していくのが結婚です。
でも「幸せ」と言えるカップルには、根底に人と人としての結びつき、があるのです。何があっても決して揺らがないくらいの、「信頼」と「愛情」が。
そんな相手に誰しも出会いたいと思うのもですが、その相手に出会うタイミングが、「若い時」とは限りません。
若い時に出会うカップルが多い・・「ただそれだけ」の問題なのです。
皆が皆、同じ速度で毎日を生きているわけじゃありませんね?仕事も、好みの食べ物も、趣味も、一人ずつ皆異なるわけです。
だったら、その個人によって「適齢期」が違うのなんて、笑っちゃうくらい当然のこと。
それなのに、メディアや固定観念でいっぱいの人達の口車にのせられて、せっかくの貴重なあなたの人生なのに、他人の主観で踊らされてしまっているだけなのです。
せっかくのあなたの人生、どうして主導権を他人に渡してしまうのですか?
あなたの考え方一つで同じ状況でもハッピーにできたり、どん底にできたりする、それだけの力を自分が持っていることに気がついていましたか?
会社に、顔を会わせる度に「いき遅れるぞ!」とあなたに不必要なプレッシャーをかける男性には、にっこり微笑んでこう言ってあげて下さいね。
「適齢期って誰が決めたの?残念だわ、あなたってもっと自分の頭で考えられる独創的な人だと思ったのに・・案外つまらないのね、がっかり」
恐らくその男性は黙り込むと思います。何故なら自分が「いかにつまらない人間」か、本当のことを言われたからです。
(その男性が、オールドミスのたわごと、キーッ!と逆ギレしていたら、まさに痛いところを突かれた証拠です)
人から決められた「適齢期」の呪縛にあなたの人生を台無しにされるのは、今日からきっぱりやめてください。
そんなことよりも、毎日の自分を楽しみましょう。
仕事時間は思い切り仕事、遊ぶ時は思い切り羽目をはずしても構いません、そして自分のために、きちっと運動、食事、睡眠。時間があったら本屋へ寄って、自分の知識や世界を広げましょう。
そうして毎日を「悔いのないように」過ごすことに集中していたら・・・
へ?とまるであなたが期待していないタイミングで「人生を一緒に作っていく相手」が現れるかもしれません。
何故なら、毎日を一生懸命生きている人は、知らないうちに「キラキラ」オーラが出ているからです。これは本当の話ですよ。
私は「勝ち組・負け組」という言葉が好きじゃありません。だって、勝ち組であるはずの既婚者が、負け組であるはずの未婚者より不幸な場面を実にたくさん見てきたからです。
それが事実。
自分を幸せにするのも、不幸にするのもあなた次第。
そしてあなたの幸せを、他人に決めさせない。あなたの適齢期は、あなたが決める!
毎日を頑張って生きているたくさんのあなたへ、心を込めてこの言葉を贈ります。